前回、春さん関係で書いたら、アクセス数がものすごい数で、正直怖かったです。
ジュリーの旬の話題といえば春さんですもんね。
今回、春さんをフルネームで表記するのがためらわれる私です(笑)。
しかし、アクセスしていただいた方々、かなりがっくりきたことでしょうねー(苦笑)。
すみません、こんなしょーもないブログでお時間を取らせてしまいました。
え~っと・・・・、
春さんの演技が絶賛されているらしい、という話から、
役者・沢田研二としての作品で私がちゃんと見たものってなんだっけー、
とあれこれ思い出してみました。
ちゃんと、というのは、『悪魔のようなあいつ』や『太陽にほえろ』の友情出演とか、
当時多分見たような気がするんだけど、ほとんど覚えていないというものもあるので・・・・。
映画は、『太陽を盗んだ男』 『魔界転生』 『寅さん』
テレビドラマでは、『源氏物語』『山河燃ゆ』『はね駒』
そして、ちょっと前にYou Tubeで『二人の医師』(ってタイトルだったよね、たしか。)
というのも拝見しました。
これだけですかね。すくなーーーっ!
『寅さん』と『はね駒』のジュリーの役はですねー、あんまり好きじゃなかったのよね。
どちらも「かなり、まじめでいい人」キャラで、似あわねー!と思ったものでした。
『寅さん』では田中裕子さんと共演で、それもちょっと不満だったんです、当時はっ!
二人が共演する以前に、ノンノのジュリー特集で「好きな女優は田中裕子さん」とあったので、
この『寅さん』共演が決まったときには、同じくジュリーファンだった友人H美と
「やばいよ、これーー!!」とやきもきしたものです。
おそらく、日本中のファンは当時みんな同じ気持ちだったことでしょう。
結局、私たちの心配は的中して不倫になっちゃうしさ。
ま、今はシアワセいっぱいのようだからいいんですけどねー。
そういえば、この映画、ちゃんと劇場に足を運んで見たんだった。
確か正月映画だったと思うんだけど、冬休みで実家に帰省していて、
同様に帰省していた友達の中には、寅さんを見に行ってくれるような人が誰もいず(苦笑)、
花の女子大生がさすがに一人で寅さんはないだろ、でもジュリーは見たいし・・・と
あれこれ悩んだのですよ。
で、結局、正月でくそ忙しい母を口説き落として二人で行ったのでした。
母親となら、はた目には「お母さんのお付き合いなのねー」と見えるじゃないですか。
田中裕子さんとの共演だけでもやきもき心配させて、
映画館に行く段取りもあれこれ策を練らされてさ、ジュリーって罪なお方よ。
この映画では、チンパンジーの飼育係のジュリー。
なぜに飼育係?どんだけ似合ってなかったか、この役が!
たしか、ジュリーは動物が苦手だったはずでしょー。
裕子さんとの共演だったら、チンパンジーだろうがマントヒヒだろうがなんでもござれってか?
それに加えて、この役、めちゃ朴訥な青年でして、
見てるうちになんだか首の後ろが痒くなるようで、はぁ~とため息の出た私でした。
むしろ行き渋っていた母の方が心ゆくまで楽しんだ映画でしたね。
始終大笑いして娘の私は恥ずかしかったよ。
『はね駒』は、とてもおもしろくて好きなドラマでした。
斉藤由貴もかわいくて適役だったし、両親役の樹木希林と小林稔侍も良かったし。
でもね、ジュリーの役、憧れの先生という設定は納得なんですけど、
なんだか印象薄かったのよね、私の中では。
あ、年配の
おっさん先生で、じゅり先生に恋心を抱いている人がいましたよね?ね?
病身のじゅり先生のために甲斐甲斐しく看病に訪れたり、
じゅり先生のために嬉しそうに編み物なんかしてました(滝汗)。
NHKの朝の連ドラだよ、これ。
「どうしたんだ、何を血迷ったNHK!」と、さすがにちょっと引いちゃったね、あの時は。
朝っぱらから、主婦に(当時あたしゃ主婦じゃなかったけど)何の妄想を抱かせようとしてんのさ!
と、つっこみたくなりました。
このドラマ、最後まで観た記憶がないんですよね~。
最後はじゅり先生どうなったのかな。病気で臥せってらしたから、お亡くなりになったのかしら。
じゅり先生のことを大好きな由貴ちゃんが、
先生の単身住まいに一人でお見舞いに行って何かと世話をするんだけど、
じゅり先生から「もうここへ来てはいけないよ」と、
病の体を起こして(多分起こしてたと思う)諭されるシーン、我がことのように悲しかったっけ。
由貴ちゃん、それに対して反論したよね、確か。
「世間に何と思われようと、私はかまいません!!」
と、言ったかどうかは知らんが、私が由貴ちゃんなら言うね。
と、ここでちょこっとウィキで『はね駒』を調べてみたらですね、
じゅり先生、松浪先生というお名前だったのですね。
そして、お亡くなりになったのではなく(滝汗)、女学校を自ら去っていかれたのでした。
やっぱり、女子学生に良からぬ思いを抱かせてはならぬという判断でそうされたのでしょう。
あんないい男が女学校の先生でしかも独身ときたら、
分別と教養ある大和撫子とてそりゃ色めき立つでしょうが!
松浪先生の授業中なんてきっと、ハートマークが飛び交って勉学どころじゃなかったでしょう。
私ね、40代以前のジュリーが演じる普通にいい人役の作品、というのがピンとこないんですよね。
どうしても、アクの強い役のジュリーにググっとくるのです。
良ちゃんや城戸先生、天草四郎のような、
犯罪者とか、自分の目的のためなら女は道具としか思わない男とか、詐欺師とかね。
って全部、悪どいヤツばっかりですね(汗)。
40代ジュリーには悪質なサラ金会社の課長なんつーのもいいかも。
借金が膨れまくった若い女性たちをもてあそぶ課長、なんてどうでしょう。
凄む時には巻き舌の関西弁で、もうほとんどヤクザ?
わたし、Mっ気があるのかしらん。
だってさ、あの容姿からして普通の人じゃないでしょう?
ジュリーのあの顔で、朴訥はないだろーと思うし。やっぱドS路線かと。
そういえば、その路線でいくと、『山河燃ゆ』のチャーリーは狡猾でよかったわ。
この『山河燃ゆ』に関しては、また回を改めて書こうかな。長くなりそうなんで。
同じ大河ドラマでも、ずっと後にあった『琉球の風』?
琉球の王様だったでしょ、あれは・・・ちょっとパス・・・・だったなぁ。
スターかくし芸も入れますか?
ジュリーがゲイで、郷ひろみの恋人の役をやったのよかったわー。
あれはその年公開されていたアメリカ映画のパロディでした。
アメリカ版のほうは、女装はしているけどまんま男、という図体の俳優でしたけど、
ジュリーは美しかったなー。
特に、食事のシーンで女物のカツラがずるりとスープ皿に落ちるシーン。
彫刻のような冷たくも美しい顔をぴくりとも動かさずにそのカツラをまた付けて、
そのままそのスープを飲んだのよ。その顔が妙に記憶に残っています。
女の仕草が様になってました。
50代以降の役者ジュリーはほとんど観たことないんですが、
想像で言えば、人間臭い普通のオヤジの役もすんなり似合っているような気がします。
カラダ人間としての幅が広がって、いい年のとり方をしているからなのかな。
でもやっぱり、春さんみたいなアクの強い(でも憎めない)役をやらせたら日本一!ですね。